世帯年収1500万円でも不安は消えない。5000万円貯まっても安心できない気がする

世帯年収約1500万円、子ども2人、住宅ローン残高約3000万円。生活には困っていません。それでもローンと老後への不安は残り、5000万円まで資産が増えても今度は減るのが怖くなりそうです。45歳共働き家庭の実感を書きます。

この記事の目次
  1. 住宅ローン3000万円は、金額が見えるから怖い
  2. 老後は、いくら必要なのかが見えない
  3. 教育費1200万円超でも「もう大丈夫」とは思えない
  4. 5000万円貯まっても安心できない気がする
  5. それでも「じゃあ使おう」とはならない

わが家の現在の世帯年収は、約1,500万円です。夫婦共働きで、私は45歳の会社員SE。妻は42歳で、小学生の子どもが2人います。

1,500万円という数字だけ見れば、多い方だと思います。いわゆる「パワーカップル」に当てはまるのかな、と思うこともあります。少なくとも「収入が少ないから不安なんだ」とは思っていません。

今、お金に困っているわけではありません。毎月の生活費が払えないわけでもないし、旅行にも行くし、外食もします。それでも、なんとなく不安です。

じゃあ安心か。と言われると、そうでもない。ここが自分でもよく分からないところです。

住宅ローン3000万円は、金額が見えるから怖い

一番分かりやすく不安になるのが住宅ローンです。わが家は夫婦でペアローンを組んでいて、現在の残高は合わせて約3,000万円あります。

毎月の返済額は私が60,619円、妻も60,619円で、合計121,238円。今の世帯年収なら払えています。

でも、3,000万円という残高を見ると、

「まだこんなにあるのか……」

と思います。

しかも、わが家は変動金利です。借りた当初は0.525%だった金利も、現在は1.175%まで上がりました。

住宅ローンについては、以前の記事でも詳しく書いています。

「10年は大丈夫だろう」は甘かった。0.525%で始めた変動金利の今

家を建てたこと自体を後悔しているわけではありません。たぶん、やり直しても同じ家を建てると思います。

それでも、約3,000万円のローンが残っているという事実は、世帯年収が1,500万円あっても消えません。

老後は、いくら必要なのかが見えない

住宅ローンには残高があります。約3,000万円という数字も、毎月121,238円という返済額も見えています。

それに対して、老後はいくら必要なのかがよく分かりません。

私が一番困るのは、

「あと○万円あれば大丈夫」

という数字を置けないことです。

住宅ローンなら、少なくとも残高がゼロになれば終わります。でも老後のお金には、自分の中で「ここまであれば大丈夫」という終わりがありません。

これが漠然とした不安の一つなんだと思います。

教育費1200万円超でも「もう大丈夫」とは思えない

子ども2人については、ジュニアNISAなどと児童手当の貯金を合わせて、教育費として考えられるお金が1,200万円を超えています。

それでも、

「教育費はもう大丈夫」

とは思えません。

大学までは基本的に親が出したいと思っていますが、子どもがどんな進路を選ぶのかはまだ分からないからです。

このあたりは別の記事で詳しく書きました。

子ども2人で1,200万円超。それでも教育費が足りるのか分からない

準備していないわけではない。でも、必要な総額が分からないから安心もできない。

老後と同じです。

5000万円貯まっても安心できない気がする

じゃあ、自分はいくらあれば安心できるのか。

考えたときに最初に浮かぶのは、まず住宅ローンを全部返して無借金になること。そのうえで、5,000万円くらいあれば安心できるのかな、と思います。

5,000万円という数字が頭にあるのは、野村総合研究所(NRI)の資産階層で、純金融資産5,000万円以上1億円未満が「準富裕層」とされているのを見たことも影響しています。

もちろん、

5,000万円あれば安心できるという根拠があるわけではありません。

自分の中に、なんとなく5,000万円という区切りがあるだけです。

では、住宅ローンがゼロになって、5,000万円まで貯まったら安心できるのか。

たぶん、できないと思います。

そうなると今度は、お金が使えなくなっていきそうです。

減るのが怖くて。

5,000万円まで増えたら、今度は次の金額を目標にする気がします。

永遠に増やそうとしてしまう気がします。

そうなったら、何のために貯めているのか分からなくなりそうです。

この「増えても、もう少し増やしたい」という感覚は、住宅ローンを繰り上げ返済できない理由にもつながっています。

住宅ローンは繰り上げ返済したい。でも資産残高が減るのが嫌で返せない

それでも「じゃあ使おう」とはならない

しかも、今の世帯年収1,500万円が、この先ずっと続くわけではありません。

妻は今後、今の仕事を辞めてパート勤務へ変わる予定です。勤務時間も収入もまだ決まっていませんが、私の予想では世帯年収が1,000万円くらいまで下がる可能性があります。

そう考えると、

「今稼げているうちに増やしておいた方がいい」

という気持ちも出てきます。

一方で、今を我慢して将来のお金だけを増やし続けたいわけでもありません。

このあたりは、何ともわからんです。

お金の不安って、収入や資産額を増やせば完全になくなるものでもないのかもしれません。

……とは思うんですが。

だからといって、

「じゃあ今を楽しむためにどんどん使おう!」

ともならないんですよね。

やっぱり増やしたい。でも、使わなければ何のために貯めているのか分からなくなる。

今のところ、世帯年収1,500万円あっても、私には安心できる金額がまだ分かりません。

そしてたぶん、5,000万円貯まっても同じことを言っている気がします。